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弁理士ブログ|知財実務をわかりやすく解説

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このブログでは、特許を中心とした知的財産実務について、出願前の検討から、意匠・商標・著作権を含む権利選択、実務上の判断ポイントや注意点を、具体例を交えてわかりやすく解説しています。

弊所では、単に特許を出願するだけでなく、「それが企業の価値になるかどうか」にフォーカスして支援を行っています。
化学・半導体分野の発明に関わる装置、プログラム、制御関係の発明にも対応し、総合的に特許出願をサポートします。

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第4回|部分意匠とは?製品の“一部”だけをデザインとして守る方法

製品全体ではなく、一部分だけを模倣される――そんな悩みはありませんか。例えば、アクセサリーの要部、香水瓶の胴部又はキャップ、バッグの持ち手など、印象を決める要は意外と「部分」にあります。そこで今回は、デザイン戦略で強力な武器になる部分意匠制度を、実務の視点でわかりやすく解説します。まず概要を押さえ、次に図面の描き方、さらに活用シーン、そして失敗しやすい点とチェックリストへと進みます。 部分意匠とは 図面の描き方(実線/破線) 活用シーンとメリット 関連意匠・画像意匠との使い分け 出願のコツ(権利範囲設計) ありがちな失敗例 出願前チェックリスト まとめ・ご相談 部分意匠とは...

第3回:関連意匠とは?シリーズでデザインを戦略的に守る方法

「同じコンセプトで複数のデザイン案がある。どれを出願すべき?」――そんな時に役立つのが関連意匠の活用です。まず、本体となる意匠(基礎意匠)を軸に、似たデザインを別出願として段階的に保護できます。さらに、シリーズ展開や年次改良が前提の製品とも相性が良く、模倣対策とブランド統一の両立に有効です。 関連意匠とはの基本(まず押さえる要点) 基礎意匠に類似するデザインを、同一出願人が関連意匠として登録できる仕組みです。 改正後は、関連どうしの連鎖(本意匠 → 関連A → 関連B …)も可能になりました。 出願できる期間:基礎意匠の出願日から10年以内です。...

第2回:意匠登録の流れ|出願から登録までのステップを解説

意匠(デザイン)を守るには、まず特許庁へ出願して「意匠登録」を受ける必要があります。しかし、実際にどんな手順で進むのか、必要書類は何か、そしてどのくらいの期間がかかるのか——初めての方には分かりにくい部分も多いはずです。 そこで、この記事では、弁理士が出願 → 審査 → 登録 → 公開までの全体像を、ポイントを絞ってわかりやすくまとめます。このように、全体の流れを理解しておくことで、手続きの準備やスケジュール管理がスムーズになります。 意匠登録とは?どんなときに必要?...

第1回:意匠とは?デザインを守る知的財産を弁理士がわかりやすく解説

「意匠(いしょう)」とは、商品のデザインを守るための知的財産権です。形や模様、色彩など、目で見て感じるデザインの特徴を保護する制度として、特許庁に登録できます。 たとえば、化粧品のボトル、家電の形、スマホの画面デザインなど、見た目に工夫を凝らした部分は登録の対象になり得ます。 意匠が守るのは「見た目のデザイン」 特許が「技術的なアイデア」、商標が「名前やロゴ」を守るのに対し、意匠は商品の外観を保護します。 ・家具や雑貨の形状 ・コスメ容器の曲線や装飾 ・アプリ画面のレイアウト...

拒絶理由通知とは?特許審査で指摘される理由と対応のポイントを弁理士が解説

特許を出願した後、特許庁から「拒絶理由通知」が届くことがあります。これは、出願内容に対して「このままでは登録できません」という指摘を行う文書です。初めて受け取ると驚くかもしれませんが、実はこの通知をどう活かすかが、特許を成立させる大きな鍵になります。 本記事では、拒絶理由通知の基本的な意味から、よくある指摘内容、そして対応のコツまでを、弁理士がわかりやすく解説します。 拒絶理由通知とは? よくある拒絶理由のパターン 対応の基本方針(意見書と補正書) 拒絶理由対応のコツ 拒絶理由をチャンスに変える まとめ 拒絶理由通知とは?...

特許出願の前に!先行技術調査のやり方と押さえるべきポイント

「せっかく良いアイデアを思いついたのに、似たような特許がすでに出ていた」そんな経験をしたことはありませんか? 特許出願を行う前には、必ず「先行技術調査」を行うことが大切です。これは、すでに出願・公開されている技術(=先行技術)を調べる作業のこと。出願の可否を判断したり、拒絶されるリスクを減らしたりするうえで欠かせないステップです。 1.なぜ先行技術調査が必要なのか? まず、なぜ調査が必要なのかを整理してみましょう。特許出願は審査で「新規性・進歩性」が厳しくチェックされます。つまり、すでに同じような技術が存在すれば、原則として特許にはなりません。...

特許の出し方をわかりやすく解説!失敗しないための5つのステップ

特許の出し方|失敗しない5ステップ【初心者向け】 特許の出し方が分からず不安…という方へ。この記事では、初心者でも迷わないように、特許の出し方を5つのステップでやさしく解説します。まずは「何が特許になるのか」を理解し、出願の準備とタイミングを押さえるのがコツです。 Step1:まずは「特許になるか」を見極める(特許の出し方の出発点) 特許にできるのは「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なもの」。つまり技術の仕組みが必要です。例:化粧品の新しい配合、日用品、装置の改良構造、装置の製造方法、プログラムの処理方法、ビジネス特許など。...

デザインを真似されたらどうする?女性起業家のための不正競争防止法ガイド

あなたのブランドの“見た目”は、立派な知的財産です。とはいえ、どこまでが「参考」で、どこからが「模倣」なのかは分かりづらいもの。今回は、幾何学的な三角パネルで知られるバッグの「BAOBAO」事件を手がかりに、女性起業家の皆さま向けに不正競争防止法のポイントをやさしく整理します。 目次 BAOBAO事件から見えること 不正競争防止法で守られるケース 女性起業家が今日からできるチェック まとめ──「大丈夫かな?」と思ったら BAOBAO事件から見えること...

メタバースでのデザインやブランドは守れる?

~仮想空間と知的財産の最前線~ メタバースでは、ショッピング街や展示空間での活動が急速に広がっています。アバター同士の交流や、ブランドによる新商品の発表も増えてきました。 一方で、こうした新しい活動の広がりとともに、知財に関するトラブルも生まれています。実際、当事務所にも次のようなご相談を多くいただきます。 「仮想空間のロゴやデザインは、現実と同じように守れるのですか?」 そこで本記事では、著作権・意匠・商標・不正競争防止法の4つの視点から、メタバースでの知的財産保護の基本をわかりやすく整理します。 1.著作権:仮想アイテムの“創作物”は誰のもの?...

意匠法は建物や内装も保護 ― 事例から学ぶ

はじめに 「意匠権」とは、商品のデザインを守る権利です。しかし、多くの方は「家具やボトルの形を守るもの」というイメージをお持ちではないでしょうか。実際、改正前の意匠法では家具や家電などの動産に限定され、建築物や内装は保護対象外でした。 一方で、企業ブランドに直結する店舗デザインや建物外観は、模倣されれば大きな損害につながります。その結果、2019年の法改正(2020年施行)では、建築物や内装も意匠の対象に含まれるようになったのです。 改正前の限界とコメダ珈琲事件...